食物に対する考え~オメガ3について・玄米を食すること|FUKKO

食物と人間性の関係

人の身体は口から取り入れる食物によって構築されています。食物を消化して分子・原始レベルまで分解し、新たな分子に再構築という科学反応を体内で行っています。

そして必要な栄養素を必要な箇所に運んで身体を維持しています。

又、人も自然の一部です。自然界において存在する元素によって存在しています。

ところが今の我々は自然界に存在しない科学物質(防腐剤・添加物・科学調味料等)を頻繁に食して体内に取り込んでいます。これにより身体が拒絶反応を起こし様々な症状が引き起こされています。(アトピー・アレルギー・精神障害等)

あるアメリカの学校で給食のメニューを日本食(古来の食事メニュー野菜、青魚を中心とした)に変えて一年たったころから変化が生じはじめ情緒の安定、集中力・意欲の向上が芽生え成績が向上したと報告されています。

今の日本も食事を見直す時期にさしかかっているかと思われます。

個人、民間だけでなく行政をからめた活動が必要不可欠かと思います。

玄米を食すること

玄米の果皮と種皮は,脂肪・蛋白質・セルローズ(繊維素)など大切な成分を含有しています。

セルローズは食物の消化吸収を助け便秘を解消します。又腸内細菌の作用によりビタミンA・B1・B2・B12に生合成され調整作用を助けます。

澱粉層と胚芽には、脂肪・蛋白質・ビタミン類・ミネラル・カリウム・マグネシウムなどが含まれています。

特に胚芽は最も重要な部分でビタミンA・B1・B2・B12・ニコチン酸・パントテン酸・葉酸・ビタミンEなどを含む栄養素の宝庫です。

さらに玄米は排毒作用を持っており、フィチン酸・胚芽の殻により腸内の残留物を排出する作用があります。

この作用により血液が浄化され細胞の活性化を促し老化防止・美容につながると思われます。

玄米はしっかり咀嚼して胃に流し込まないと胃に負担がかかり胃が弱ってる人や幼い子供には胃もたれを引き起こす場合がありますのでさらによく噛むことが求められます。

よく噛むことにより唾液の酵素の働きを引き出すとともに中枢神経に満腹感を与え腹八分目の食事が可能となります。

玄米のとぎ汁は白米のとぎ汁に比べて汚れが少ないため生活排水の汚染に優しい所も長所かと思います。

気をつける点は白米より農薬の残留多いため低農薬米を選ぶことが大切かと思います。

最近話題の?油オメガ3について

最近オメガ3がよく取り上げられるようになってきてますが自分にとってはやっとかという感じです。

すでに1999年に出版された本(何をたべるべきか 丸本淑生著)で解説されてました。

このころすでに日本人はオメガ6(リノール酸)を過剰摂取していました。

脂肪酸は必須栄養素です。細胞膜を作るのになくてはならない栄養素です。

オメガ3とオメガ6の摂取量は同量に近いことがベストとされています。

しかし食文化が西洋化するにつれオメガ6の摂取量だけが伸び、オメガ3の摂取量は減少する傾向となりバランスが崩れてしまいました。

ここで問題が発生オメガ3は体内で作ることが出来ないため外部から取り入れるしかないのですがオメガ6ばかり取り入れるため、身体はますます脂肪酸を欲し油分の多い食品を求めることになる悪循環がくりかえされメタボリックなどの生活習慣病を引き起こすことになってしまったのです。

大豆・青魚を多く食してた時代は3と6のバランスが程よく保たれていたため健全な生活が営まれていたと思われます。



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